「終活・エンディングノートを書いてみたけど内容はこれだけで十分かな…?」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて、医療者から見た終活・エンディングノートに書くべき項目について記事をまとめました!
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・終活・エンディングノートを書いたけれど、内容が足りているか不安
・いざという時どんなことが書いてあると役に立つの?
・実際に最期の時には何が必要になるの?
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本記事で紹介する項目を追加すれば、いざ人生の終着駅が来たときに役立つかもしれません。
実際に医療現場でこういうところを知りたかった!と思うところがあるので、その経験を含めてお伝えしようと思います。
記事前半では項目の内容を、後半では項目に挙げた理由を解説するのでじっくり読んでくださいね!
医療者から見た就活・エンディングノートに書くべき項目は以下の2つです。
1. 最期の時をどこで迎えたいか
2.延命治療の希望の有無
ここからはなぜこの2項目を挙げたのか理由を説明していきます。
1.最期の時をどこで迎えたいか
みなさんは、自分の最期の時をどこで迎えたいと思っていますか?
最後まで慣れ親しんだ自宅で過ごしたい、お世話になっている施設で仲間と過ごしたい、安心できる病院で過ごしたい…
病状にもよりますが、選択肢は様々あります。
選択肢があると悩みますよね?
それは残される家族も一緒です。
実際の医療現場でも、
最期をどこで迎えたいか伝え損ねてしまう。
残された家族が「急にこんなことになるなんて、元気な時に聞いておけばよかった」と悩んでいるという現状があります。
自分の最期の時を想像するのは寂しい気持ちに駆られますが、この項目を残しておくと役立つ可能性が高いです。
ぜひノートに書き留めてくださいね。
2.延命治療の希望の有無
延命治療と言われても想像がつきにくいと思いますので、具体例をあげて説明していきます。
口からご飯を食べられなくなった時に延命治療(胃ろう造設など)をして欲しいかどうか…などです。
※胃ろうのざっくり説明
おなかの皮膚と胃に開けた穴へチューブを入れ、そこから胃に栄養剤(ご飯の代わり)を入れる方法のこと。
延命治療は自分がされる立場では自然に任せたいと思う方も多いかもしれません。
ですが、残される家族としてはできるだけ長く生きて欲しいと思う方が多いです。
自分の意思が反映されないまま延命治療が行われる可能性もあります。
ノートに延命治療の希望の有無についてできるだけ具体的に残して、残される家族が安心して延命治療をどうするか決められる材料を作ってあげてくださいね。
3.まとめ
医療者から見た就活・エンディングノートに書くべき項目は以下の2項目です。
1. 最期の時をどこで迎えたいか
2.延命治療の希望の有無
ノートに残しておくことは残される家族が意思決定する上での大切な判断材料になります。
書き残すだけでは伝わりきらない部分も多いと思いますので、終活・エンディングノートを機に自分の最期について家族と話し合ってみるのはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。